ソフトウェア開発の仕事を始めて経験が浅かった頃に、上司が「かしたんぽ」という聞きなれない単語を使いました。ソフトウェアに不具合があった場合は、タダで不具合修正しないといけない契約になっているようだと理解しましたが、「かしたんぽ」という言葉がわからなかったため、自分で調べました。

「瑕疵担保責任」という言葉があることが調べてわかって、受託開発する上で重要な概念であると理解しました。さらに「瑕疵」の漢字の意味については、以下のやねうらお氏のブログ記事のコメント欄でようやく理解することができました。

そのコメント欄の中で白川静氏の名前を初めて知り、いつかは自分も漢字について学びたいなと思いました。その後、内田樹氏のブログでも白川静氏の名前が出てきて、ますます白川静氏への興味が湧きました。

今年に入ってたまたま白川静氏の特設サイトを見つけました。

サイトを読み込むうちに面白くなったので、書籍を読むことにしました。

いきなり岩波書店の「漢字」を読んでも理解が追いつかないだろうと思い、松岡正剛氏の「白川静 漢字の世界観」を入門書として読みましたが、それが正解でした。

本の感想は割愛して、瑕疵担保責任について補足します。「2020年4月1日より改正民法が施行され、受託開発(請負契約)における受託者の瑕疵担保責任の法概念は廃止され、契約不適合責任と名称を変えています。」とのことです。次のサイトがシステム開発の具体的説明となっていて参考になりました。

また、IPA資料も参考になりそうです。

仕様を最初に確定しないアジャイル開発はどうするのが良いか気になりましたが、PDFには以下のように記載されています。

その検討結果が以下のサイトに記載されています。 情報システム・モデル取引・契約書(アジャイル開発版)

これから内容を確認して知識のアップデートをしたいと思います。