図書館ほんだなアプリ開発の振り返り
総括としては次にアプリを作るときは開発とリリースのサイクルを早くすることを最優先にする。
収支(2017/11月-2019/03月)について
- 収益 2000円未満
- 費用 約2800円(25$) Google開発者登録費用
- 合計 -1000円程度
課題と対策について
課題1)開発速度が上がらない
「図書館ほんだな」では、図書館に借りたい本が無い場合ユーザはAmazonから本を購入するという仮説を立てた。 この仮説は外れていたが収益は上がっていたので、ユーザビリティ向上してユーザ数を増やそうと考えた。
具体的には以下の対応を予定した。
- 機種変更対応(ほんだなデータのGoogleDriveバックアップ)
- Android8対応
しかし不慣れな Xamarin/C# を採用していたためGoogleDriveの挙動ではまってしまった。 多少の妥協をしてバックアップ機能は実現したが、今度はAndroid8対応ではパーミッション処理が解決できなかった。 パーミッションが解決しないとGooglePlayで公開できないため、致命的な問題だった。
課題2)Amazon PAAPIへの依存
APIの規約が変わって売り上げ実績の無いアカウントではAPIによる書籍検索ができなくなった。 問題の回避策として、Webブラウザで閲覧中の書籍をほんだなに登録するアイデアを思いついたが 前述のGooglePlayで公開できない問題が解決してなかったため対応できなかった。 外部サービスに依存した機能設計をすることのリスクを思い知った。
課題3)技術のドメインが広すぎた
勉強になると思って広く手を出したが、色々な技術に依存するとリスクが高まることを知った。
iOS/Android両対応(Xamarin/C#/Visual Studio for Mac)
結局iOS版はリリースしなかったので、Java/AndroidStudioで開発すればよかった。
Realm Database(NoSQL)
SQLiteで十分だった。
GoogleAnalytics
入れて見たもののあまり使いこなせなかった。 そもそもユーザ数が10人程度なので統計取っても無駄な気がする。 ユーザからの意見・質問フォームをおいた方が具体的な要望がわかった。
対策1)開発速度
クラウドによるサービス提供をメインとする。 スマホのネイティブアプリでないと機能やユーザビリティが実現できない場合は手を出さない。またはクラウドでコンセプト確認できる所を先に作るなど、進め方を考える。GooglePlayを通してのリリースもリスクを考える。
対策2) 外部サービス依存
リスクを許容する。 クラウドによるサービス提供は、解決策が見つかれば改修してリリースする事は容易なため。
対策3)技術は枯れたものを使う
新しい技術の習得は目的では無い。 個人開発は時間が一番の資源なのでリスクと学習コストは避ける。
対策4) 集客
GooglePlayの場合はユーザが見つけてくれる可能性があるが、Webサービスの場合は対策が必要と思う。ユーザが増えない問題が起きると思うのでその時に検討する。 Google Analyticsはユーザ増えるまで入れない。
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